消費の対象

友人の古いブログを漁ってたら、こんな一節が目に留まった。

それについて色々思ったことがあったので、つらつらと書き連ねてみる。

まず、一般的に女性の費用を男性が負担している形式を取るような状況を考えてみる。

正直言って、男性が女性にデートで奢るべきだとか、その理由は女性は綺麗にするために沢山金がかかるからだとか、そういう主張は(理由は割愛するが)あまり好きではない。

そういった社会通念が、むしろ男女平等への進展を妨げているとすら思う。

(少し話が脱線してしまうけど)
女性を持ち上げたらフェミニズムが進むというのは本当に浅はかで、、むしろレディーファーストはフェミニズムを阻害してるとすらいえる
それでも女性からしたら耳に優しいというか、自分に都合の良い言説だから支持してしまいがちだけどそこは中立にならなければならないと僕は思う。

しかし、たとえば出会い系サイトで女性の方が安かったりするのは、また違う理由だろう。相席居酒屋も似たようなものだろう。

これは日本で顕著な傾向であり世界ではそんなにらしいので、なんとも言えないけど、まず、生物の属性として男性はできるだけ種を撒き散らし女性は少ない卵子を守るというのがあるらしい。

そのせいもあってか男性の方が圧倒的に出合い系サイトは登録者数が多い。少なくとも日本においては男性の方が出会いに対して能動的であるといえる。長年の文化としての風潮がそうさせている部分はあると思うけど、

他にも、色々女性がそういうのに関して慎重になる理由は沢山あるし、女性有利のシステムが採用されてるコトに対して僕はそこまで逆差別的印象は受けない。

こういうのは分けて考えるべきだと感じる。げんに女性の方が無料でも圧倒的に利用者数が少ないわけで、無料じゃなくなったら男女比はより悪化することだろう。「利用者数比」という明確なデータがあるのだ。そこに異論を唱えるつもりはあまりない。

しかし

「女性であることが価値」「消費の対象」

確かに、女性の立場からしてみれば、そういう風に感じてしまうのかもしれない。

そういう、消費の対象という見方は、キャバクラだとわかりやすい。しかし、それはサービスな訳で、少しそこに金銭が発生する理由は相席居酒屋や出会い系サイトとは違う。女性向け風俗でも金銭は発生するわけだから(ホストクラブは少し原理が違うと思うのでこちらを例に出した)。そこは、まだ男性向けの店が多いとはいえども、女性だから、ということはないだろう。

しかし、女性の側からしてみれば、そういう理由で設定されているわけではないシステムでも、そう感じてしまう事もあるのだ、というのは僕にはない観点だった。しかし、確かにそうだし、納得させられる。システムの成り立ちは違っていても、結果としてはそうなのだから

これからの時代。そういったモノが減っていくということはないだろう。どうしていくべきなのか、議論が必要だろう。

そういう意味ではtinderはなかなかに画期的なSNSだと思う。女性利用者の方が圧倒的に少ないらしいケド。