東急の本気、ということになるらしい

2023年4月17日の一限は授業は「都市計画」だった【メモ1】。担当教員は都市計画の専門家なので4月14日にオープンした歌舞伎町タワーに招待されるかなと思ったらされなかった、みたいな話をしていて、行った人!みたいな問いかけがあったので勢いよく手を上げた。どうだった?と聞かれて、
「そこに立ってることに妥当性があり、嬉しかった」
と答えた。

【メモ1】結局1、2限にあっては今の自分にはとても起きて行くことはできないと判断して5月末に履修取り消しした。驚かれることも多いが英断だったと思う。ただ、単位を取るだけなら最悪めちゃちゃ行かないといけないというわけじゃないが、興味深い内容なのでもっとフルでコミットしたいとかとも思ってしまった。大学に何を求めてるのだ。もっと肩の力を抜けば良いのに。


4月16日に歌舞伎町タワーにはじめて入館した時、今まで冷笑してきて申し訳なかったという気持ちになった。
浪人中から、毎朝河合塾に行く際にガード下を挟んで建設中のタワーが目に入っては村上龍コインロッカー・ベイビーズを思い出していた。コインロッカー・ベイビーズの世界は、実際は超高層ビル群として成功する新宿新都心の高層ビルを13本の塔と揶揄し、そのふもとでは薬島と言われる無法地帯が広がっている。トー横キッズや大久保公園の立ちんぼを後目に建設されて行く超高層ビルを見て、重ね合わせたくなるのは当然のことだった。

村上龍がパーソナリティーをつとめるカンブリア宮殿でも歌舞伎町タワーをあつかっていて嬉しかったですね!↓
https://youtu.be/BjKeoaCJnpo?si=xRRgc1C5tF34IsbZ

はじめて歌舞伎町タワーに入館した日、そのケバケバした内装がとても嬉しかった。ふもとに広がってる世界と、対比するにしてもしないにしても味があると思った。渋谷のスクランブルスクエアみたいなものがずっと建つと思い込んでおり、そんなものここに作ってどうするんだと毎日のように言っていたから。ただ3階のゲームコーナーだけは肝心なものが何もなく当時から微妙がってた。


その後も、ジェンダーレストイレ観光などで何度来たことか。未だにトイレで困ったらなんにせよ使うことが多い。ただ客足は明らかに減ってて、本当に外国人しか入ってない気がするし、よく考えると和牛特区を除くと一銭も自分は落としてない気がする。結局最初の印象は俺が空気に飲まれて抱いた幻想だったらしい。