スプートニクの恋人 読了

村上春樹スプートニクの恋人を読了した

入試が終わってから、せめて合格発表までの間はかなり本を読もうと思ってたのに結局これしか読めず、これを読みだしたのが3/9とかだった

で、4/2に読み終わった

正直、僕は長編を読みだすと、結構一気に読みたい派で、、これを読むのも結構制限してたからつらかったし、、あと去年浪人中本を読みすぎた感があるから、今年は長編は読まないつもり

浪人中、文学的な活字が時々欲しくなった。生活が渇いてると感じたら、そういうのを渇望してる証拠だったりする

読めば心が落ち着く。渇いた土地に水が染み込むように、文字が心に染み渡る。

長編の方がその度合いは強いけど、今年は読めないから時々一気に短編を読もうと思う。

で、スプートニクの恋人なんだけど、長編にしては展開に乏しい気がした。中編だなこれは。ただ、結構謎解きのカードというかピースが沢山散りばめられてると感じた。

僕はこういうのを解くのが世界一下手だから、後でじっくり色んな考察サイトとかを見て回ろうと思う。

相変わらず含みを持つ示唆的?な終わり方だった。ただ1Q84を読んだ人ならちょっと嬉しい感じの最後だった。

なんというか、感想を述べるのがすんなりとはいかない感じ。結構読んでる時はページをめくる手が止まらなかったし、続きが気になった。面白い作品だったとは思う。あとギリシャに行きたくなった

やはり彼の作品に登場する男性の主人公は彼自身の投影のような印象を受けますね。この作品もそうだった。

僕は村上春樹の作品だいぶ好きなんだけどな。あまりにも有名すぎて。かなり好きなんだけどな。あまりにも有名な作家さん過ぎて、なんか熱く語るのが恥ずかしくなってしまう。ハルキストではないし。

というか、タイトルが良いわ。そして、そのタイトルが内容にもしっかり生きてた。どこまでも。しっかり考えられたタイトルだと思った(当たり前)