過去の栄光

2020年12月にアップロードされた雷獣というYouTubeチャンネルのオーディション企画に出演した。

その時、雷獣に足りてないモノ、そして僕がどうそれに関して貢献できるかという質問をされた。

僕は、
セクシーさが足りてない。僕はキンタマがデカイのでその点で補える。YouTubeでは乳首すら写せないがキンタマはまだセーフじゃないですか。
などと言って大いにウケた。

キンタマというのは良い。
人を傷つけない笑いというのはこういうのだと思う。
変にやらしくなくて、しかし底抜けに面白い。
ジャルジャルのめっちゃふざける奴というコントがあるがアレもめちゃめちゃ面白い。別にアレをキングオブコントでやっても良かっただろう。どぶろっくが優勝しているのだから。490点とかをとった可能性がある。僕がキンタマで売り始めたのはあのコントを見る前だったが。
世界を平和に近づけるのはキンタマと原爆と世界企業だけだ。

しかし、しかし、しかしながら。。。。。。。。。


確かに僕はキンタマがデカかった。そう過去形なのだ。昔のことなのだ。今は違うのだ。

突然縮小し始めた。
1699以降のオスマン帝国さながらだ。
とはいっても平均は越えてるとは思うが。
2浪の夏以降縮小し続けてると思う。
このままアラル海みたいになってしまわないことを願っている。アラル夏海

そもそもキンタマがデカいというのは、2浪の上半期(2019年上半期)に家に泊まりにきた友人が朝に触ってきて、その友人により「発見」された事実なのだ。思えばあの時最後の輝きを放ってたんだな。ベテルギウス

ベテルギウスなどの変光星のようにキンタマも縮小と膨張を繰り返すという話は今ここでするつもりは全くない。その例ならミラが特に良いな。)

そしてそれ以前も大きさは同じだったと思う。特に意識していなかったけど。みんなこんなもんだと思ってた。小5の時、小6の卒業式に出席しないといけなくて、その時2時間くらい一度も立つことが許可されてなかった。めちゃめちゃ蒸れた。キンタマ周りを包み込んでくれる輪っか上のアイスノンを将来作るぞ、と思ったのを覚えている。そしてその時は、みんなは我慢強いだけなんだと思ってた。

小5にしてそうだったのだ。

栴檀は双葉より芳し。

しかし早熟な才能は枯れるのが早いこともある。

それがわたしだった。

常に不安はあった。今の大きさをいつ失うかわからないなと常に怯えてた。それが2019年下半期の主な心配事だった。

もし僕が安部公房なら
キンタマにより認識されるようになった人間がキンタマを摘出して、人々から存在を無視されてしまう小説を書くだろうとはよく言ってた。

しかし縮小してしまうだけでもアイデンティティクライシスだ。

よくとてもスタイルが良い若いうちのスタイルを写真におさめて残しておこうなんて人は思うことがある。

僕はそれのキンタマバージョンを行った。2019年の秋のことだった。

陰茎を掴みながらジャンプしてキンタマが揺れる様子を撮影した。

しかしながら、意外に思われるかもしれないが、僕は画像フォルダなどが汚れるのを異常に嫌う。ポルノ画像すら一枚も入っていない。キンタマの写真や動画がギャラリーの一覧に存在しているなど問題外中の問題外だ。

iPhoneのメモ帳にギャラリーから画像なり動画を添付して、その画像なり動画をギャラリーから削除しても、メモ帳からは削除されない。このことを利用することにした。

しかしメモ一覧を見たときにトプ画がキンタマのメモがあるというのも十分に嫌だった

そこで荒巻豊志という大好きな世界史教師のInstagramに載せてあった猫の写真のスクショをキンタマの動画と画像より上行に挿入することにした。その時画像フォルダの一番上にあったのがそれだったからだ。

ここにトプ画は猫のメモが誕生した。

こうして僕は自分の信条に抵触しない形で、最盛期のキンタマの「保存」に成功したのだった。

そして、その後、懸念は現実のものとなったのだ。
撮影しておいて良かった。

もちろん、大睾帝国がいつの日か再興するのを願っている。

了。