歴史について

僕は、それは半ば本能的にと言って良いほどに、歴史というモノを好んでいる

なぜ、半ば本能的と言うのか

僕と、歴史という概念との出会いは、小1だった

いつかしらからか、指導要領の変更で、小1と小2は理科と社会が無くなり、代わりにその時間には「生活」という謎の「人と社会や自然との関わりを学ぶ!」みたいな科目が充てられていたので、小1で社会の授業を受けるということはなかった

しかし、小1の時の担任が社会科の先生で、これが僕の人生にとってかなりデカイことだった

小学校の低学年というと、ほぼ座学は担任が授業する。その担任は国語の時間とかでもよく脱線して歴史の雑談を行なった

その歴史の内容は、小林一三とかいうかなりマイナーな人物から、長篠の戦い、ナポレオン、松下幸之助などかなり多岐に渡った

それなりに楽しんでその話を聞いてるクラスメイトは結構いたが、僕は一人だけ目の色が違ったのを覚えてる。ノートにその雑談の内容を、どうしても記録しておきたい!と思い必死でメモったのを覚えている

ホントに歴史という概念に触れてすぐに、強烈な興味を抱いた。そして、その興味は13年間ずっと継続している。だから本能的だと思う。

しかも、好きなテーマを聞かれると困る。古今東西どの分野も好きだからだ。これが、非常に逆説的ではあるが、大学で歴史学を専攻することには積極的ではない理由にも繋がってくる(大学でやるとなると非常に限定的な分野になり、それは選べないとどうしても思ってしまうため)

で、この歴史というモノは、どう好きかの、高尚さはともかくとして、僕にしてみれば、好きにならない人がいるのはおかしいと思えるほど魅力な概念だけど、実態は違う

月曜から夜ふかしという番組のある。その番組の、いつしかの回で、「一風変わった趣味の人が集まる場所を調査してみた件」というコーナーがあった

そこで歴史好きの人が集まり、毎週自分の好きなテーマに関してプレゼンをしてるバーというの紹介してた

千代田区にある渡部商店という店らしく、僕はその放送を見た時、東京に住むようになった暁には絶対にそれに参加してやる!と強く誓った

しかし、一風変わった趣味の人、と紹介されている。そうなのだ。歴史が好きというのは一風変わってるとされるのである

他にもそのコーナーでは色々な「一風変わった趣味の人」が集まる場所を紹介していた。そして、その人達を(その人達自身は自分達が「一風変わっている」とは思っていないだろうが)僕自身も「一風変わっている」と感じた。他のそのコーナーで並列されていた趣味と、歴史好きが同じように扱われることに違和感すら覚えた。自己紹介で歴史好きって言えないなと思った

この記事↓にその時の内容が割と詳しく記されている
https://televi.tokyo/mondaylateshow170821-2

また、僕は歴史に関心がない人から受ける歴史というものを学ぶことに対する批判にもそれはそれで一理あると思ってしまう。ただ僕は本能的に歴史が好きなだけだから、、、ってなってしまう。

たとえば、過去の事を学んで何になるか、みたいなの。その通りだよ。僕は歴史から学べる事はあると思うけど、別に歴史からじゃなくても可能だと思ってしまってもいる。また専門家がまとめて現代社会に適用したものを知れば良いだけだとも思ってしまう。

また歴史って本当にあったことかわからんやん???みたいなことを言われることもある。ホントにその通りだよ。僕が物心つく前に起こったことなど、何一つ確かなことなどないのだ

それは極端な話としても、たとえば僕は歴史と史実を基にしたフィクションの比較とかが好きだ。三国志正史と三国志演義とか。しかし正史
だって筆者がいるわけで、筆者の主観が介在してる以上どこまで正しいかわからない。筆者の存在はどこまで突き詰めても消えない問題だ。そうでなくても歴史なんて改竄が多いモノなんだし、

ただ、、ただただ、自分がこんなにも好きなものが、あまり広く社会の共通認識になってないことに対して、怒りはないけど、とても哀しさや寂しさを憶えてしまう。