帰属組織の成功について

これはあまり人に言ってこなかったコトだけど

僕は中3の時に、親に言われて、ある自己啓発セミナーに参加したことがある

当初参加しないつもりで、説明会的なモノだけ言ってやるかという感じだったんだけど、説明会的なモノでめちゃめちゃ話を聞いてくれたので、その時点では脆弱な精神性を持っていたせいか、すんなり参加することにしてしまった。かなり、高額でビックリした

3日間のプログラムで、1日12時間とかだったと思う。値段が15万!!!!!!!ハ?と思った

僕は宗教的なモノは感じられなかったけど、なんか3日めの終わりに周りの人達が「何かを掴んだ」ような感覚になってるのが怖かった。急に笑い出す人までいた。僕は全くそんなことなかった。

僕の前に父も母も参加していた。父も僕と全く同じ感じだった。そのセミナーで言ってるコトは理解できるし、一理あるとは思うけど、僕も父もそんな革新的な何かは感じ取れなかったのだ

母は違った。どっぷり浸かりこみ、他のプログラムにも色々参加し、日常生活でもその成果を共有したがり、正直迷惑だった

母は新興宗教とかにも結構すぐ信じ込んでしまって、迷惑な時があった。そういうところがある。

ここで僕は素直な人間だけど、そういうのには騙されない力があるんだなと感じ、安心した

で、ここからが本題

そのプログラムの1日目とかに自分が今まで成し遂げた一番凄いことを発表するコーナーがあった

僕が参加したものは10代向けのプログラムだったので、中学受験の成功やスポーツにおける実績を挙げる者が多かった

僕は中学受験は親や塾の力がデカイ(大学受験もそうなろうとしている…)と思ってるので、中1の時に11キロのダイエットに成功したコトを挙げた。(当時58キロだった小太りのぽっちゃり少年は47キロの細マッチョ男子になり…そして身長が止まった…)

そんな中、「自分は出ていないが、自分が野球部に所属していた高校が甲子園に出場した」ことを挙げた者がいた。

僕には意味がわからなかった。彼はそれが感動して嬉しかったらしいのだ。それはそうかもしれない。でも、それは君の成し遂げたことではないではないか、となった。が、これって他の人はどう思うんだろ、とも思った。僕は帰属組織の成功に対して人と比べてあまりにも価値を感じないタイプなので、正直そこに関しては一般的な価値観と大きくズレてる可能性があると思ったのだ。