村上春樹氏の短編である「回転木馬のデッドヒート」を読み終わった
浪人中は、一応読んでおく本は欲しいけど、なんといっても読書時間で勉強時間を逼迫するなど論外だから、短編を読むことにしている
そして氏の文体は僕にとって読むだけで心の滋養になるため、これを選んだ
正直そんなに引き込まれるものは無かった。序文が一番良かったとさえ言える。ただ、読後感は悪くない。
というかタイトルに惹かれてずっと読んでみたいと思っていた。僕はメリーゴーランドを回転木馬と呼称するのがたまらなく好きで、、また序文にも解説されてるけどこのタイトルは好きだ
内容は、一応「ノンフィクション」という設定であるため（ホントかは知らない）、彼の長編に多いファンタジックな要素はあまり見られず、そして現実は小説よりも奇なりという感じでもなかった。強いていうなら教訓めいたというほどでもないけど、そういったモノが一つ一つに込められている感じがした
少し釈然としない？というかモヤモヤした部分があったので、適切な考察（笑）謎解き（笑）書評を探しているんだけど、見た当たらず、そして僕はこの手の謎解きが苦手なので困っている。もしかしたら、謎なんてないのかもしれないけど
ノンフィクションという体で創作されたモノ、と考えると結構興味深かったかもしれない。
シンプルに長編の方が心の滋養になるなと感じた。短編は物足りない。しかし余裕がない。どうしたものか
了
