確信犯
朝、「あと1分機能」で、友人のこのツイートを見て、めちゃめちゃ笑った。
そして予備校の英語の授業で
英文にsinceって出てきて
sinceの後って、本来、読者にとって既知であると思われる理由が続くんだけど
その英文では、sinceの後に、知らんがな、みたいな内容が続いてて
講師が、この作者は確信犯的にこうしてるんだろうね、って言ったんだよ。
思わず目を大きく見開いたよ。きっと傍から見たら僕は不審者。
どっちだ?この講師の用法?合ってる?誤用?ちょっとだけ考える余地があった
もはや誤用とはされないみたいだけどサ。
sinceの後に続く内容が読者にとって既知だと思い込んでて、に対して使ってるなら、確信犯の本来の意味で使ってるし
becauseではなくsinceをわざと使ってると言ってるなら、故意犯という意味で使ってる。
そうなんだよな。誤用の確信犯の代替表現って故意犯しかないんだよ。故意犯ってなんだよってことになってくる。もう、わざと、で良いけどな。
いやー、別に僕は日本語警察というわけじゃない。何も取り締まろうとしてるわけじゃない。でもいちいち相手の日本語に対する感覚をはかりたくなってしまう。
で、この、確信犯、という語は結構記憶に残る場面が多い
駿台の一番好きだった英語講師(日本語のリテラシーも高い)が、明らかに本来の意味で確信犯を使ってる時があって(英語話者は それを正しいと信じ込んで使うよね的なニュアンスだったと思う)、嬉しくなって、でもしばらくそのことを放置してて、改めてノートを見たらそういうことが書いてなくて、でも僕のことだから絶対メモるはずだし夢で見ただけなのかもしれないとなり、質問に行った時に聞いたら、講師も覚えておらず、ホントに夢で見ただけかもしれない、となったことがある。
ずとまよ割と好きだけど、秒針を噛む、はあまりに聞かないようにしてる。確信犯を誤用しているから(前言撤回)
高橋源一郎は、さようならギャングたちのP133で確信的政治犯というウルトラ正しい使い方をしていた。
了