二浪の末期

Apple Musicの
プレイリスト「完全」に様々な曲を季節感を無視して放り込んでる。
自分の中で★3/5以上あげられる曲を無造作に放り込んだ雑多なリストだ。
だからこの時期でも
JUDY AND MARYのクリスマスやユニコーンの雪が降る町が流れてくることがある。
僕はこれらの曲が大好きだ
なか卯でバイトしてた時に流れてて、こっそり歌詞をリスニングしてメモり後で調べてDLしたのだ。
なか卯で流れてる曲リストはメジャー過ぎないシーズンソングが結構多くてセンスが良い。
しかも、同じ冬でも3回くらい曲リストが変わる。この点にも好感を持っている。
12月前半なら、悲しみは雪のように
12/24以前なら、星降る夜のクリスマス
1月は木枯らしに抱かれて、という具合にだ。

これらの曲を聴くと、
受験も近い12月。
家で勉強できないのに、
そうしないと、自習室に行くために家から出ることすらしないから、
朝、
バイトは直前期までずっと入れていた。
しかし、結局生活リズムが戻らず徹夜でバイトに行って、
午後から自習室に行くけど寝てしまうんだろうな、と思いながら、客もまだ少ない11時台。
ホント自分は何をしてるんだろうと、なりながら
眠さのせいで、よく動かない頭で、
適当に卓上の紅生姜などを綺麗に並べるフリをしながら、
これらの曲の歌詞を
紙のミニメモ帳に、
雑な字で、
ベトナム人バイトがスマホをこっそり触ってるのを横目に、
ディクテーションしてた頃を思い出して、
とても心にくるものがある。

本当に5店舗くらいをたらい回しにされたが、店舗によって、この素晴らしい曲リストを流してたり、流してなかったりした。
この曲リストを流してる店舗で働く、それだけが人生の楽しみだった。
水樹奈々さんが、全く手を抜かず親子丼をPRしている音声が流れてた。
本当に感動してしまうくらい。こんな日本を代表する声優が…!となっていた。
当時はバイトしてることすら明かしてる人間が10人にも満たなかったから、バイトに関するツイートを全くしてなかった。日記にこんな感じのあったことや思ったことを綴っていた。
二浪の末期は、そんな日々だった。人として末期だった。