被害者面/理科基礎/スクリーンタイム

こんなことがあった

最近、僕は自習室で文字通り秒刻みで勉強時間を計測している。デジタル腕時計で計測している。そして、そのデジタル腕時計はピッピピッピ操作音が鳴る。

入試の時とかも測るからいつも嫌だなぁとは思ってた。音が鳴るのは。

そして、最近机の上にこんな紙が置かれていた。

丁度良い。

思えば現役時代通ってた東進衛星予備校で公立生がチューターに問題演習の時間計測用に渡されてたキッチンタイマーもピッピピッピ煩くて、なぜアレを採用したのか疑問だった。

操作音の鳴らない腕時計に買い換える良いきっかけができた。人は外圧によってのみ、個人的には困りすぎてないが一応都合が悪いということに関しては、動くことができる。

しかし、できるだけチープなものが良い。なんせ、時々走る時と勉強の時しか使わないし、よく無くす。それに腕時計といえば高価さの象徴だが、デジタル腕時計はそうではないだろう。しかし、チープなモノは操作音を消せるかどうかamazonでも基本明記してないイメージだ。

そこで、ヨドバシに行った。

時計専用館みたいなものに行った。

販売員に、できるだけ廉価で音の鳴らないデジタル腕時計を探してると言った。

すると、ある一帯を提示され、この辺りのモノでしたら、全て多分消音設定できるので、と言われた。

正直、僕は時刻表示以外の機能は、バックライトとタイマーだけで良いので、それだけは備えてる中で最も安くデザインが終わってないモノを購入した。

しかし、購入して、急いで開けて、外だったけど、暑い中、トリセツを読む。熟読する。隅から隅まで読む。何回も読む。見落としていては恥ずかしい。デジタル腕時計のトリセツを読むのはとてもダルい。しかし、頑張る。トリセツを読むのが楽だから機能が少ない方が良いというのもある。あまりにトリセツの分量が多いと、消音設定の有無を見落としてしまうかもしれない。

いや、無いな。この腕時計は消音ができないです。

急いでヨドバシに戻り、さっきの店員とは別の店員に相談してみる。

この時に思ったことなんですよね、、、

一応、販売員に求めてるモノを説明したのに、思い通りのものが買えなかったわけだ。少なくとも、消音設定が欲しいのに適当に買ったなんて思われたくない。

しかし、色々な言い方が脳内を駆け巡ったが、どうも、イヤミっぽくない言い方が思いつかない。

別の販売員のお方にできるだけ廉価で音が消せるモノを…とお聞きしたところ、このあたりのモノは全て設定で消音可能と教えていただいたので、、

うーん…

敬語を使おうとすればするほど逆にイヤミっぽくなる気すらする。

なんというか、どうしても被害者面をしてるみたいになってしまう。被害者面をしてる感を極力減らしたい、というのは僕の人生の一貫した目標だ。

そもそも、最初、このあたりのモノであれば、基本設定できるので、、と言われた時非常に懐疑的だった。なんせ明記されてないのだから。

しかし、その販売員の前で他の販売員に尋ねるのは失礼な気がした。公開セカンドオピニオンみたいな。

最初に聞く人選びが悪かったと言わざるを得ない。こういうこと言うのはよくないのは了解してるが、最初に聞いた店員はパッと見日本人顔だけど、喋りを聞いたら、日本人ではなく、結構カタコトで、ちゃんとした会話がこれ以上できるか不安だったというのもある。そういう類のカタコトだった。

あと、なんせ、もう自分の問題は解決しそうではないか。では、なんのためにクレームを言うのか。それがわからなくなった。他のお客様のため?ヨドバシがより良い会社になるため?いやいや違う。自分がそこまで不注意だったわけではないと目の前の店員に表明したいだけではないか。そんなエゴな願望を叶えたいだけなのに、イヤミっぽくなさなんてモノに囚われてるのはちゃんちゃらオカシイ気もする。それに、よく考えたら僕にも非が無いわけではない。少なくともカスタマーとしてベストを尽くしたとは言い難い。だから、黙っておこうということだ。

まぁとにかく次に対応してくれた人はカタログなどをみながら、ちゃんとその辺のデジタル腕時計の一つ一つの商品の消音の有無を確かめてくれた

その結果、デジタル腕時計で消音設定を求めようとすると、3000円を超えてくるということが明らかになった。

何故なのだ。音を消すってそんなに難しいことなのか。音を出すよりは簡単だろう。そもそも鳴らすなよ。なぜ3000以下のものは基本全部鳴らす設定なのだ。あんなに種類は多いのに。おかしいだろ。鳴るかどうか設定で変えられないとしても、そもそも鳴る物と鳴らない物が存在しているべきだろう。

なんか、予備校の浪人クラスの通期授業みたいですね。
消音設定がついてくる腕時計には大概僕にとって不必要な、大量のラップ記録を取って残す機能や海外の時間を提示する機能なども大量についてる。それも含めて3000円以上なわけで。
消音設定と最低限の機能だけ備えたモノなんていうのがないわけで。
その英語の先生の授業を受けるためには、その予備校の浪人クラスに入らないといけないが、その浪人クラスはユニットとして理科基礎も含んで80万円みたいな。英語だけ、みたいなコースはないみたいな。

あと、そもそも3000円以下の腕時計にはそういうタグはついてないのだけれど、
3000円以上の腕時計には色々な機能の有無に関するタグがついている。そのうちの一つにミュートというのがあり、それが有ると書いてる腕時計は消音設定ができるということを、その店員は教えてくれた。

一つだけ最初の店員が確実に僕に言うべき情報があったとすればそれだろう。1000円以下の腕時計も大量に売っている売り場で、必要最低限の機能があり、廉価なモノを求めてる人間が3000円以上の腕時計の細かいタグなど放っておいて見るわけがないのだから。

僕は時々かなり意味のわからんことに不満を表明していることがあるが、その場合結構嫌な気持ちになっている。今回はまさにそれだった。

それはそうと、いざ購入という段になる。
できるだけスタイリッシュで、消音機能があり、その中では廉価なものは見つかっていた。

しかし、一つ問題があった。いや時間が解決してくれる問題ではあったが。

スクリーンタイム他者パスコード設定時間帯制限だ。

この時17時40分だ。僕のスマホはいくつかのアプリを除いて18時から19時半までしか使えないようにしている。

何が問題なのかというと、

僕はヨドバシのポイントカードを持ち歩いてないため、ヨドバシのゴールドポイントアプリを使用したい。
こんなもの時間の浪費の対象じゃないから、スクリーンタイムの「常に許可する」に設定しておけば良かった。げんに他の店のアプリ系は基本許可している。しかし、シンプルにこのアプリを「常に許可する」に入れるのを忘れていた。

スクリーンタイム制限には「あと1分」という素晴らしい機能がある。これは、スクリーンタイム制限対象時間であっても、1日に1分だけであれば追加で使えるというものだ。

最初に買った腕時計の支払いに際して、この「あと1分」機能を利用してしまっていた。

というわけで、今日はもうこの「あと1分」をこのヨドバシのゴールドポイントアプリに関しては使ってしまっていたのだ。

あんな時計のために使ったのは実に愚かしかった。愚かしof the year.愚かし界のabsolute winner.

まぁ、あと20分待てば使えるようになるのだ。20分間時計売り場の前で悩み続けて、18時なって購入決定を申告すれば良い。

しかし、さっきの店員がどうですかみたいなことを聞きに来て、さらに色々知りたいことを教えてくれたが、まぁ20分はもたない。

そこでこの複雑極まりないスクリーンタイムの説明をしっかりしてみることにした。

そして、他にもヨドバシで買い物がある。しばらく悩むだろうしそこで18時を迎えて、アプリを使って買い物する。だから18時5分くらいにまた買いに戻ってくる、と言った。かなりしっかり理解してくれた。良かった。

あなたはこの話を読んで、スクリーンタイム他者パスコード制限を愚かしいものだと思ったかもしれない。確かにこの局面で一定の不便さは生じている。

しかし、この日、2020年6月8日は

いや、正直消費活動しかしてないし、多くの人が見たら、ハ?となるのは了解してる。

しかしながら、僕は普段古代ギリシャ人としても生きていけない感じのライフを送っているのだ。

朝6時台には起きて11キロ走った。
走る前ちゃんと英作の添削課題を余分に仕上げた。
走った後は、駐輪所のキャンセル待ち空いたからその申し込み行けた。
14時から16時の河合塾の定着度テストもきちんと健闘した。テストの前に河合塾の受付でバス定期の学割のやつもgetした。
その後のチュートリアルもじっと座って聞いていられた。
ヨドバシで消音機能付きデジタル腕時計とワイヤレスイヤホンの購入に成功した。
さらにバスの定期の購入にも成功し、その後スマホのメモをまとめ、筋トレまでした。
21時には帰宅し、マルエツプチとローソンで買い物をして、可能な限り早く入浴し、ストレッチして就寝した。
スクリーンタイム他者パスコード時間帯制限すごすぎる。これらをそつなく1日の中でこなして、さらに時間が余るという人はいるだろう。しかしながら、多分、僕はスクリーンタイム他者パスコード時間帯制限無しでは、良くてこの中で2つしかできてない。
すべてが消費活動。だけれど、僕はしたいと思ってたようなことも実行できない人間。これはデカイ。

時計館から一時離脱して買いに行ったBluetoothイヤフォンも良い買い物ができた。絶対にBluetoothイヤフォンをコンビニで買ってはならないと思った。前使ってた物が壊れて、コンビニで買ったものに甘んじていたが、まるでコスパが悪い。

そして18時20分頃消音機能付きデジタル腕時計の購入を完了させ(僕が離れてる間に消音設定を完了させていてくれた)、バス定期券を買いに向かったのであった。これから梅雨だ。バス定期券がないと人生が暗くなる。